チェコ野球に強みを持つのが日本チェコ協会の特徴です。
その日本チェコ協会が送る、2024年のチェコ野球のプレイバックです。
10月
友好の懸け橋
プレミア12を戦う侍ジャパンは大会前に強化試合をしてくれる対戦国を模索。その条件はプレミア12には出場しないが、ある程度実力がある国。
世界ランキング12位までの国が自動的に出られるプレミア12。そこで14位でプレミア12に出場できないチェコに白羽の矢が立つ。本来なら13位のイタリアでも良かったのだろうが、これは想像だがイタリアよりチェコの方が観客動員は期待できたのであろう。
侍ジャパンからチェコ代表のハディム監督に連絡が来て、ハディム監督は要望を出す。
「11月はチェコの野球シーズンが終わってだいぶ経つ。侍ジャパンの前にどこかの国と対戦させて欲しい」
侍ジャパンの返答は「それでは台湾でどうですか?」。ハディム監督はてっきりスペインのカナリア諸島でのスペイン戦でも想像していたのだろう。それが台湾、そして球場は新しい台北ドーム、しかも試合相手は世界ランク2位の台湾代表と聞いて大いに驚いたそうです。
世界ランキング1位と2位の国々との対戦なのでバウアー投手が入るスイス代表を選んだのでしょう。日本はプレミア12の為の強化試合にチェコを、チェコは日本と対戦する前に台湾を、その為にスイス(実質バウアー投手)と対戦した形になりました。
10月25日、チェコ代表の3投手がプラハの日本人学校を表敬訪問する。この訪問の仲介を担ったのが日本チェコ協会。訪問したのはプラハ在住のエルコリ投手、パディシャーク投手、そしてクジェシェク投手。3名は全校生徒と交流。
10月30日、プラハ発台北行きのチャイナエアラインの便に乗り込んだのはチェコ国内在住の選手、ハディム監督ら首脳陣、チェコ野球協会会長及びスタッフ、そしてメディアスタッフ数名。
台北の桃園国際空港に到着し、一路台北ドームへ。
台北ドームで台湾代表と対戦したチェコは初戦の11月2日にエースのパディシャーク投手を先発マウンドへ送りました。2023年のWBCの初戦、中国戦で先発した同投手は3回を被安打1、1四球の1失点、6脱三振で抑える好投。試合は2対2の同点で終わる。翌日の試合はWBC日本戦で先発したサトリア投手が先発。この試合は3-10と打ち込まれ、敗戦。
5日は台湾のプロ野球チームと天母球場で練習試合。この試合ではハディム監督は若手を積極的に利用。
中華職業棒球大聯盟(CPBL)のアテンドは凄く、ホテルと球場の移動だけでなく、市内観光をアレンジ。台北の超高層ビル、台北101や有名寺院の見学を実施。チェコ代表はそのホスピタリティーに感動しておりました。
そして11月6日、チェコ代表は台北発名古屋行きのチャイナエアラインに搭乗。
Comments