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チェコ代表打撃コーチの一日


マリーンズーチェコベースボールブリッジプログラムの一環として来日し、千葉ロッテマリーンズの石垣島キャンプに帯同した、チェコ野球代表の打撃コーチであるアレックス・ダーハク氏。彼は石垣島から帰京した後、自費で延泊し、東京滞在を楽しみました。


東京に戻った翌日の13日は千葉ロッテ球団が手配していてくれた品川のホテルを11時にチェックアウトし、神田のビジネスホテルへ移動。チェックインにはまだ早かったがスーツケース等を預け、中央線と総武線を乗り継ぎ、水道橋へ。


目的地は東京ドームにある野球殿堂博物館。水道橋駅の西口を出て、歩道橋を超えると東京ドームが見えてくる。昨春WBCチェコ代表のコーチとして試合をしたスタジアム。前回は試合に集中していたので写真を撮る余裕もなかったのかもしれない。東京ドームを被写体に何枚も自信のスマホで撮影するダーハク氏。



オフシーズンの平日なのに東京ドーム周辺は歩行者が多い。不思議に思うとその日の夜はQUEENのコンサートでした。そして野球殿堂博物館の入り口に到着するが、なんとその日から2月29日まで臨時休業!


落胆し、昼食を食べることにし、後楽園駅の駅ビルに移動。ダーハク氏のリクエストは日本食。第一候補の回転すし屋は混んでおり、外に並んでいる状況。並ぶのが嫌いなダーハク氏は向かいのステーキ屋さんを希望し、入店。日本食ではないが。。。。しかもこの日は焼肉を食べると伝えてあったが。。。


昼食後は歩いて飯田橋の野球用品店へ。その間の会話は至って真面目なもの。延泊した理由もダーハク氏が監督を務めるチェコのエクストラリーガのフロシ・ブルノが日本人投手2名を獲得したく、もし候補者と面接などをする可能性があれば東京でしたいからというダーハク氏の希望でした。


飯田橋の野球用品店ではフロシ・ブルノの投手コーチであり、代表でも投手コーチのハシー氏へのお土産などを購入。チェコでは本格的な野球用品店は二店しかなく、しかも高いというダーハク氏。日本の値段に驚いておりました(安いと)。


買い物を済ませ、飯田橋駅の東西線の乗り場へ移動。この日のラストはWBCチェコ代表を昨春サポートした田久保賢植氏に会うことです。北総線の某駅の駅前ロータリーに待ち合わせ時間より前に登場の田久保氏と合流し、彼の愛車で某公民館へ。公民館というものにも関心を示すダーハク氏。



公民館では田久保賢植氏が手伝う野球留学ベースの講座が開催。ダーハク氏は学んでいる学生の前で英語で自分の体験談を踏まえ、米国野球留学のポイントを説明。学生からの質問等に丁寧に答えるダーハク氏。



打撃コーチとしての実力以外に、講師としての才能も垣間見ました。最後に参加者で写真撮影。この中から将来MLBやNPBから指名を受ける選手は出てくるのか?


公民館を後にし、田久保氏の愛車で次の目的地へ。


つづく


アレックス・ダーハク Alexander Derhak

1981年2月、米国ニューヨーク州生まれ。米国の独立リーグで5年プレイし、その後ドイツや豪州でもプレイ。チェコのエクストラリーガでは外国人最多試合出場など多くの外国人選手の記録を保持。2022年にチェコ代表の打撃コーチに就任。好きな食べ物はステーキ。苦手な日本食は納豆。9歳の息子さんは大のゴジラ好き。愛称はサーシャ。


筆者=合田哲郎 

日本チェコ協会理事/日本チェコ協会プラハ分室長/全国通訳案内士(英語)









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